
沖縄は、本土とは全く異なる気候であり、県民性もゆっくりとしていることから、その心地よさがハマってしまった人は移住したいと強く願う人も多いようです。ただ、いきなり移住を実行してしまうと、こんなはずじゃなかったということにもなりかねませんので、ある程度下準備をしてから行くことがおすすめでしょう。
沖縄での仕事探し
移住となると、やはり心配することは仕事の問題でしょう。ただ、あまり心配することはないとも言えます。沖縄には、特にIT関係企業が続々と進出してきています。そのため求人は意外に多く、移住希望者向けの求人サイトというものも存在するため、安心して仕事を探すことが出来ます。
また、もしフリーランスや毎日出勤する必要がない企業に勤務しているということであれば、沖縄から都市へ通うということも現実的に可能となります。それは飛行機のアクセスがすごく発達しているというところにあります。
沖縄は観光地ということもあり、全国の主要都市とはほとんどすべて飛行機で結ばれており、なんと北海道への直行便もあるくらいです。そのため、月に数回出社すればいいということであれば、通うことも可能となるのです。そして国際空港もあります。中国や韓国といった国へビジネスで行くことが多い場合は、とても便利なアクセスとなっています。
ただ、新しい地で仕事を見つけて、一人暮らしで生活していくとなると金銭的にやっていけるのかと不安に思う人もいるでしょう。そういう人は、車を持たない生活というのもおすすめであります。沖縄はモノレール(ゆいレール)が通っており、交通機関の心配はありません。そして渋滞が半端なく多いという交通事情があります。そのため、思い切って車を手放して生活し、生活が安定してから車の所有を考えるということもありでしょう。
注意点としては今現在ゆいレールが通っているのは那覇や首里など南部方面だけですので、中部や北部への移動には車やバスが必要になります。
沖縄は人口増加率が最も高い
実は人口増加率が最も多い県でもあります。これは憧れで来たり、IT企業の進出で住民票を移す社員が増えていることが関係あります。地元意識が高い県ではありますが、他県から移り住む人の割合も多く、もし地元の人と上手くなじめなくても、移住者同士でつながることも可能となります。
けれども、観光目的で訪れるのであれば、いい面だけを見て過ごすことが出来ますが、腰を落ち着けて移り住むのであれば、それなりの覚悟は必要です。沖縄の文化を受け入れることも大切ですし、仕事探しが上手くいかないこともあると想定して、ある程度貯蓄を持って移り住む計画性も必要です。日本であるけれど、日本とは異なる独自の文化を重ねてきた地域性があるということを理解しておくことが大切なのです。