
子供が大きくなってくると一緒に工作を楽しむことができますね。夏休みの宿題に限らず、一緒に作ると思いがけない発見とかあって楽しいですよ。娘と一緒に貝殻でフォトスタンドを作ったのでご紹介します。
材料の貝殻は海岸で拾う?
沖縄は島ですからぐるっと海に囲まれていて、貝殻もそこかしこに落ちています。拾ってくれば材料費はタダ!って思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。実はそれ、法律に違反しているんです。
法律を簡単に説明すると…
「沖縄県だけでなく、日本のどこの海岸でも、海岸は国有財産であり、海岸に落ちているものは貝殻であれ、サンゴの死がいであれ、砂であれ、拾ってはいけないことになっています。もし、多くの人が拾ってしまうと海岸の形が変わってしまい、津波などの被害の影響が大きくなったり、生物に影響があるかもしれないからです。」だそうです。
個人が工作程度に数個拾うくらいでは、積極的に取り締まっていないのですが、法律に違反していることには変わりません。ですから、許可された業者から購入しているところや海外の貝殻を扱っているショップなどで購入するのが良いと思います。
他の材料はこちら
- 台紙になるもの:今回は木の板にコルクを貼ったものを購入しました。
- 麻ひも:フォトフレームを吊るすひもです。丈夫なひもなら、なんでもいいです。
- 画びょう
- グルーガン
まずはレイアウトを決めます
まずは木の板の上に貝殻やシーグラスを並べてレイアウトを決めます。びっしりならべてもいいし、大きさの違う貝殻を混ぜてもいいし自由です。
グルーガンで接着します
グルーガンで貝殻を接着します。グルーガンは熱で樹脂を溶かして、引き金を引くと樹脂が出てくる仕組みです。先端部分が熱くなりますので、十分に注意してください。特に子供の場合は右手でグルーガンを持っていて、左手で貝殻を置こうとしてグルーガンの先端に触ってしまうことが多いです。ヤケドしないように見ててあげてください。
また、グルーガンはすぐに固まって便利なのですが、やり直しがききません。あらかじめ、レイアウトをきちんと決めてから貼り付けてください。
ぐるっと一周貼れたら、糊付けが不十分なところがないか、貝殻が落ちないか確認しましょう。二枚貝など、接着面が小さいと取れやすくなります。綿や紙などを詰めて接着面を大きくすると取れにくくなります。
好きな写真をセットします
好きな写真をセットします。画びょうで固定して、画びょうの頭にも貝殻をつけます。子供でも20分くらいで完成させられます。娘が作ったのは、こちらです。
もちろん写真は自由に変えられますので、沖縄らしい写真をたくさん撮って飾ると楽しいですね。写真に穴を開けたくない場合は、写真の裏に紙を貼って紙に画びょうを刺すと良いと思います。
応用は自由自在です
フォトスタンドの台になるものは、なんでもいいです。段ボールを写真の大きさに切っても良いですし、手軽に始めたいなら木製のフォトスタンドを購入して、貝殻をつけるだけでもイメージががらっとかわります。
貼り付けるものも自由なので、貝殻やシーグラスだけでなく、サンゴやヒトデでもいいです。パールビーズを加えると大人っぽい印象になりますし、造花をつけると南国っぽいですね。イミテーションの砂を付けると海らしい雰囲気になります。
白っぽい貝殻に色を付けたい場合は、マニキュアが便利ですよ。ツヤもでて美しい仕上がりになります。材料は100円ショップでも入手できるので、探してみてください。
全く同じものが2つないというのも面白いですね。子供と一緒に、大人だけでも簡単にできる貝殻のフォトスタンドを作ってみませんか。いつでも沖縄の風景と一緒にいられますよ。