
沖縄の夏といえば南国フルーツが旬!フルーツ天国といわれる沖縄ですから、旬になるとそれこそ数多くのフルーツで回ります。そこで夏に旬を迎える南国フルーツを一挙に紹介します。
マンゴー
南国フルーツの代名詞ともいえるマンゴーは、沖縄では7~8月に旬を迎えます。お土産としても人気の高いマンゴーですが、地元ではお中元の品としても人気。
そのためこの時期になると安くておいしいマンゴーが大量に集まる農家直営の市場にも、化粧箱入りのマンゴーが大量に並びます。
ちなみに夏はマンゴーを使ったスイーツがたくさん登場するのも沖縄の風物詩です。
かき氷の上にカットしたマンゴーをトッピングした「マンゴーかき氷」が個人的には一番おすすめ!濃厚なマンゴーと冷たい氷を一気に口の中に放り込むと最高に幸せな気分になれます。
パッションフルーツ
硬い皮でおおわれたパッションフルーツは、カットすると赤にゼリー状の粒がびっしりと詰まっています。
これをスプーンですくってそのまま口に入れるのが、パッションフルーツのおいしい食べ方です。
旬は6~8月です。旬を迎えると値段もかなりお手頃になるので、公設市場周辺の青果店ではビニール袋に大量に詰め込まれた状態で販売されています。
最近ではパッションフルーツを使ったドレッシングなどの加工品などもたくさん出回っていますが、やっぱり旬のパッションフルーツはシンプルにそのままを食べるのが一番おいしいです。
見た目にちょっとびっくりしますが、口に入れた瞬間のプチプチとした食感が面白い南国フルーツです。
レンブ
レンブは、「ジャワフトモモ」と呼ばれる植物の果実です。沖縄では7~8月に旬を迎えるフルーツで、直径が3~5cm程度と小ぶりです。
沖縄でよく見かけるレンブは赤い色をしていますが、中には黒色をしているものもあります。食感・甘み共に高いのは黒いレンブの方で、同じレンブでも黒いレンブは高級フルーツとされています。
ただキズに弱いので、お土産として持ち帰ることはほとんどできません。その代り果樹園や直売所などではビニール袋に大量に入れられて販売されています。
沖縄の南国フルーツの中でも「沖縄でなければ食べることが出来ないフルーツ」といってもいいでしょう。
ドラゴンフルーツ
熱帯雨林原産のドラゴンフルーツも、沖縄を代表する南国フルーツといえます。
大きさはアボカド位のものが主流で、皮の表面には葉っぱのような突起物があるのが見た目の特徴です。
実はドラゴンフルーツは「サボテン科」に属しているフルーツなので、サボテンのような突起物が表面についているのです。
実をカットすると果肉の中にびっしりと黒い種が詰まっているのもドラゴンフルーツの特徴です。
この種はそのまま食べることが出来ます。この種の食感が面白いのもドラゴンフルーツの特徴で、果肉の柔らかな部分と一緒に食べると食感の違いが楽しめます。
味は果肉の色によってやや違います。沖縄では果肉が白い色をしている「ホワイトピタヤ」と赤い色をしている「レッドピタヤ」の2種類がよく見られます。
味が濃いのは赤い色をしたレッドピタヤの方なので、地元ではこちらのドラゴンフルーツを選ぶ人が多いです。
グァバ
グァバはレンブと同じくフトモモ科に属する南国フルーツです。沖縄の方言では「バンシルー」と呼ばれています。
熱帯地域が原産のフルーツなので、沖縄では比較的手軽に栽培が出来ます。そのためガーデニングが趣味という人にも人気があり、庭先で栽培している人もよく見かけます。
フルーツとしても人気がありますが、グァバの葉っぱには豊富なポリフェノールが含まれているのでお茶としても昔から親しまれています。
「グァバ茶」と呼ばれるのがそれで、血液中の糖の上昇を緩やかにしてくれる効果があります。そのことからグァバ茶は健康ブームと共に大注目されるようになりました。
ちなみにグァバの花は白く小さいので、地元では観賞用として庭に植えている人も多いちょっと意外な南国フルーツなのです。
夏が旬の南国フルーツでもっと沖縄を楽しんで!
旬の食材には、おいしいだけでなく身体にもうれしい効果がたくさん詰まっています。もちろん南国フルーツにもそんな嬉しい効果がたくさんあります。
初めて見ると「どんな味がするんだろう?」と思うものも多いでしょうが、疑うよりもまずは食べてみて!
想像していたものとはちょっと違うかもしれませんが、どれもおいしさは保証しますよ!