
沖縄は台風の通り道
沖縄には毎年のように台風が上陸しており、そのたびに甚大な被害をもたらしています。本州のように、いくつかの条件が重ならないと来ないのとは違い、沖縄の場合は通り道になりやすく、仮に台湾や中国、フィリピンに行くようなものであっても、影響を受けやすいのが実情です。
そのため、本州よりも多くの台風が襲来することになるため、夏の間の数か月間は全く気が抜けない日々を過ごすこととなります。その中でもピークとなるのはいつぐらいなのか、どの程度の被害が考えられるか、ぜひとも知っておきたいところです。
沖縄に台風が多く来るのは何月?
沖縄に襲来する台風は早ければ5月から、遅ければ10月後半まで来ることもあり、過去には4月や11月、12月に接近した時期があるなど、こんな時期に来ないだろうという時期に来ることもあるため、注意が必要です。
平均の接近個数ですが、7、8個ぐらいとなっています。一番多かったのは2004年の15個です。2004年の場合、12月に台風が接近をするなど、全体的に平年とは違う傾向がみられていました。その中でも、7月から9月が圧倒的に多く、その時期に旅行に出かける場合には細心の注意を払って、慎重に旅行の計画を立てることが求められます。
沖縄へ直撃する台風の勢力は想像以上
沖縄へ接近する台風の特徴は、台風の勢力が最も強い時期というものです。台風はいきなり成長するものではなく、最初は熱帯低気圧が発生し、海中の水温が高いことを利用してどんどん成長をしていきます。それが段々沖縄に近づく頃にはかなり大きな勢力へと進化していきます。
過去には900ヘクトパスカルに迫る勢力のものが沖縄を襲うなど、命の危険さえ感じさせる威力です。
また、暴風雨も凄まじく、最大瞬間風速が80メートルに達するような想像を絶する強風、暴風が吹き荒れるのも特徴となっています。
沖縄の台風はどれくらいの期間影響がある?
沖縄へ直撃する台風は大きさやスピードにもよりますが、1~2日程度影響を受けます。襲来前は海が大しけとなり、襲来後は襲来後で海が大荒れになり吹き返しの風の影響を受けます。進行方向によっては、本州へ向かうため、旅行者は飛行機で戻ることができないこともあるため、台風の直撃を受けた沖縄からいつ出発出来るのかは自然の手にゆだねられているのが実情です。
このため、この時期に沖縄へ訪れる際には、いくつかの帰宅ルートを検討することをおすすめします。直行便で帰宅できればそれに越したことはありませんが、どこかを経由して帰ることも検討する必要があります。
長い時は2~3日台風が沖縄に居座ってしまう事もあるので、台風が接近している事を知ったら早めの情報収集と観光の予定変更など手際よく行動するようにしましょう。