
琉球王国の中心であった首里城
沖縄は癒されるリゾート地として人気があるだけでなく、実はパワースポットの多さでもよく知られています。おすすめパワースポットとしてまずは、ツアーには大抵含まれている「首里城」があげられます。
琉球風水というものがあって、その最高の気を持つ聖域とされているのが、この琉球王国の中心である首里城です。ここには、安全祈願のご利益のある「園比屋武御嶽」、強運を引き寄せると言われている「歓会門」、福を呼ぶ「広福門」、運気が上昇する「首里森御嶽」、安全祈願・繁栄祈願の「正殿」などがあり、古い時代より人々の拠り所となっています。
神の島と呼ばれる久高島
沖縄本島にほど近いところにある「久高島」も、別名神の島と呼ばれるパワースポットの一つです。アマミキヨ(琉球の祖)が国づくりのために最初に舞い降りた地とも言われ、現在でも島民によって神事が行われています。
島の東にある「イシキ浜」は五穀発祥の地、「フボー御嶽」は琉球祖先の魂が静かに眠る場所、神の道と呼ばれる「カベール岬」など、島の周囲は8kmで道は平坦なところがほとんどですので、レンタサイクルで回ることも可能です。
この久高島では植物やサンゴ、砂や岩に至るまで聖地のものは持ち帰らないというマナーを守りつつ、敬いの心を持って聖地を回ってみましょう。
世界遺産にも登録された斎場御嶽
2000年に世界遺産に登録された「斎場御嶽」は、観光名所としてよく知られる場所ですが、現在も続く信仰の祈りの場としての聖域ですので、厳かな心で臨み祈りを捧げましょう。
沖縄には聖なる祈りの空間として7つの「御嶽(うたき)」が存在します。その中でも最も格の高いのがこの斎場御嶽で、本来は男子禁制でした。三枚岩によって三角形に景色が切り取られたような「三庫理」は、最もパワーが強い場所で、吹き抜ける風に神を感じることもあると言われています。
気が遠くなるような年月をかけて作られた鍾乳洞がこれまた崩壊してしまったことでできた谷間に、巨大なガジュマルの木が生えそびえたっているのが「ガンガラーの谷」です。ここにも御嶽の一つである「種之子御嶽」があり、古い時代より子孫繁栄と成長を願う場所として人々が集う場所となっています。こちらは那覇空港より車で30分のところにある神秘的なパワースポットで、ガイド付きのツアー予約でのみ入ることができます。
西表島にある「マリユドゥの滝」は、日本の滝百選の一つにも数えられるパワースポットで、マイナスイオンによる浄化効果があると言われています。癒されるスポットとしておすすめです。